2003年6月26日(木)
上場REITでなく私募ファンドという選択
森ビルが資産総額960億円の大型不動産私募ファンドを運営します。自社所有の優良ビルを投入し、規模としては上場REIT(不動産投資信託)を狙えるものです。しかしあえて私募としてエクイティ(出資)部分を生損保等機関投資家20社に販売します。
「なぜJ-REITにしないかという質問をよく受けます。…J-REITというのは金融商品に近く、現状ではポートフォリオの中身より、主に利回りに関心が集まる傾向があります。われわれとしてはそうした単純な利回り競争には巻き込まれたくない、ポートフォリオの中身に注目してもらいたいという思いがあります。……私募にすることで、より投資家と密度の濃い関係を構築することができると思っています。」(森ビル担当者)
「不動産」にこだわるか、それとも「証券」にこだわるか。様々な不動産証券化手法があり、様々な思いをもって実行されつつあります。(リアルエステートマネジメントジャーナル2003.7月号)


